普段の生活に支障がなければ、点眼薬や内服薬で白内障の進行を遅らせます。ただし、点眼薬や内服薬は水晶体のにごるスピードを遅くするもので、進行してしまった白内障を回復させる薬は今のところありません。
白内障が進行して、普段の生活に不自由を感じるようになったときは、手術が必要になります。
「目に麻酔を注射をする」と思われている方もいますが、点眼の麻酔になりますので、注射はしません。
手術中は、麻酔をしていますので痛みはほとんどありません。手術後に麻酔がきれると軽い痛みや異物感を感じることがあります。痛みには個人差がありますが、心配するような痛みはほとんどありません。
手術時間は通常20〜30分。負担が少なく、安心して手術を受けられます。
眼内レンズは、取り出した水晶体の代わりになる人工の水晶体です。ピントが一つの単焦点と、ピントが複数ある多焦点の2種類あります。