突然、「視野にのこぎりのようなギザギザした光が見える」、そのような症状は『閃輝性暗点症』といって、脳の血流が一時的に悪くなるためと考えられています。特に心配な病気ではありません。数分から数十分でおさまります。発作のあと頭痛や頭がボーっとするようなことはありますが、安静にしていれば自然に治ります。
ただ、頻繁に症状がでて頭痛をともなわないときは、生活習慣病からくる【糖尿病網膜症】や【高血圧網膜症】の可能性があります。糖尿病や高血圧、動脈硬化など全身の病気で網膜の中の血液の流れが妨げられていることも考えられますので、念のため頭のCT検査・MRI検査などの精密検査をおすすめします。
暗いところや目を閉じているのに、視野の一部でフラッシュのような光が見える。このような症状を『光視症』といいます。失明にいたる重大な目の病気【網膜剥離】の初期症状かもしれません。早めに眼科で診察を受けましょう。
▼考えられる目の病気